①建物内外の温度差が大きい
②室内の湿度が高い
空気中には、ある一定量の水蒸気を含むことができますが、限界となる水蒸気量を「飽和水蒸気量」といいます。
「飽和水蒸気量」は温度によって変化し、温度が高いほど量が多く、また温度が低いほど量が少なくなることが特徴です。
そして多くの水蒸気を含んだ空気が急激に冷やされると、蓄えられる限界量を超え押し出されるように水滴となって現れます。
この空気中の水蒸気が、温度の低下によって水滴となって現れる現象が「結露」です。
暖房された室内で湿度が高まると、空気は多くの水蒸気を含んだ状態になります。
そこで外部温度の影響を受けやすい窓付近で急激に冷やされると、蓄えられる限界量を超えて水滴になって現れるのです。
また温度差が大きくなるほど水滴の量も増えることになります。