カビの胞子は空気中を浮遊し、どこかに付着してそこから菌糸が枝分かれしながら伸びていくことで増殖していきます。
つまり、目には見えていなくても空気中には常にたくさんのカビの胞子が浮遊しているのです。しかし、胞子が付着した先で条件が揃わなければカビは成長することはできません。カビが発生するには「温度」、「湿度」、「栄養素」が必要です。一般的なカビの最適温度は25~28℃で、湿度は80%を超えると急激に増殖しますが、なかには乾燥を好むカビもいます。また、ほとんどの有機物や無機塩が栄養になり、弱酸性下で最も発育しやすく、酸素を必須とすることも分かっています。これらのことから、普段の生活の中で水や埃が溜まりやすいところや手の届かない場所にカビが多く見受けられるのも納得がいくのではないでしょうか。いでしょうか。