現在100種類以上のカビ毒が確認されており、人の健康に悪影響を及ぼすものとされています。身の回りでよく見られるカビ毒について
Aspergillus flavus(アスペルギルス フラバス)
不完全菌類に属していて、食品では穀類(ピーナッツやトウモロコシ)に発生することが多いです。天然発がん性物質のなかでも最も強いアフラトキシンというカビ毒を産生するため、注意が必要です。
Fusarium graminearum(フザリウム グラミネアラム)
植物病原性をもつ、アカカビと呼ばれるものの一つです。穀類やその他植物に生え、トリコテセンというカビ毒を発生させて枯らせてしまうことが多く、「麦アカカビ病」の原因となっています。
Cladosporium cladosporioides(クラドスポリウム クラドスポリオイデス)
お風呂場などの身の回りによく見られる一般的なクロカビの一つです。アルコールや熱に弱いため、比較的除菌が可能なカビです。カビ毒のような毒性はありませんが、エアコンなどに繁殖することでアレルギーや気管支疾患の原因になる可能性があるため注意が必要です。結露がたまりやすい場所など、家の中の多くの場所で発生して広がりやすいため、一度見つけたらこまめに除菌することが重要です。
Penicillium glabrum(ペニシリウム グラブラム)
クロカビと並んで日常生活に馴染みのあるアオカビと呼ばれるものの一つです。空気中に常に浮遊しており、パンなどに生えているカビが大抵アオカビと考えられます。毒性はありませんが、アオカビが生えていれば毒性のあるアカカビも生えている可能性があるため、注意が必要です。