カビが人体に与える影響

健康 安心

01.

身体に与える影響

カビの胞子は常に空気中に漂っていますが、壁などで増殖して漂う胞子の量が増えると、感染症、アレルギー、中毒などを引き起こす恐れがあり、注意が必要です。

 

アレルギー性鼻炎

鼻の粘膜に異物がつくと、それを排除するために、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が出ます。花粉症が広く知られていますが、カビも同様です。

 

過敏性肺炎

アレルギーが原因で発症する肺炎のひとつを「過敏性肺炎」といい、特に夏に見られるのが「夏型過敏性肺炎」です。症状は咳、発熱、倦怠感などで、診察を受けても風邪と間違われやすいことが難点。エアコン内部で増殖したカビが原因になることも多いので、注意しましょう。

6c700525a4b64c948c1f5906ca196fbc_m

02.

カビを予防する方法

健康被害に遭わないためにも、カビが生えないように予防をしていきましょう。具体的な方法には、次のようなものがあります。

 

こまめな掃除、換気、除湿

 

こまめに掃除をして、カビの栄養となるホコリや汚れを取り除きましょう。また、湿気対策として換気を行うことが大切です。浴室や台所では換気扇を回し、室内も定期的に窓を開けると効果的。除湿機や除湿剤も役立ちます。

 

結露を拭き取る

冬になると窓に結露が発生しやすくなりますので、気づいたらすぐに拭き取ります。結露をそのままにしておくと、カーテンや壁紙にカビが生える原因となってしまうことも。結露がひどい場合は、結露を吸い取るテープなど市販されているグッズを利用するとよいでしょう。

98b42f28abaa397efabf397b5c18a71b_m

03.

カビが発生してしまったときの対処法

カビが発生したときには、早めに対処することが大切です。自分で対処する場合は、市販のカビ取り剤を使い、しっかりとカビを除去します。カビの発生範囲が広範囲だったり、自分で対処しにくい場所だったりした場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するとよいでしょう。

カビは、壁やカーテンを汚すだけではありません。胞子を空気中にまき散らし、健康被害をもたらす可能性がありますので、カビが発生しないように、こまめな掃除や除湿が必要ですが、内窓・二重窓リフォームで結露対策を行い、カビが好む湿気をためない工夫も有効です。

gf1420443533l